脂質異常症と食事
因島総合病院管理栄養士 岩本彩
生活習慣病のひとつ「脂質異常症」とは、血液中のLDLコレステロールおよび中性脂肪が高い状態を言います。予防するためには次の3つの事が大事です。
(1)適正なエネルギー量
エネルギーを摂り過ぎると肝臓での中性脂肪やコレステロール合成が促進されます。適正なエネルギー量で適正な体重を維持しましょう。
(2)バランスの良い食事
朝、昼、夕、三食を規則正しく食べ、バランスの良い食事か重要です。主食、主菜、副菜を揃えるようにしましょう。
(3)食物繊維をしっかり摂る
野菜に多く含まれる食物繊維は血液中のコレステロールの吸収を抑える働きがあります。1日に350gを目安に食べましょう。(1食あたり120gとすると、生野菜で両手に一杯、加熱した野菜で片手に一杯)
では、コレステロールなどの脂質がすべて悪いのかと言うと、そうではありません。
脂質は三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)のひとつです。コレステロールは体の細胞を強くしたり、ホルモンを作るために必要ですし、中性脂肪はエネルギーとなります。
そのため、食品から摂る量が少な過ぎると、健康を損なうことがあります。
肝臓でのコレステロールの合成には脂肪酸が大きな影響を与えています。
体内のコレステロールを増やすのが飽和脂肪酸で、乳製品や肉などの動物性脂肪などに多く含まれ、不飽和脂肪酸にはコレステロールの合成を抑制する働きがあり、オリーブオイル、えごま油、亜麻仁油などに含まれています。
しかし、テレビや雑誌でオリーブオイル・えごま油が体に良いと言われても油は油です。
油は種類に関係なく9キロカロリー/gと、少しの量で高カロリーです。油の摂りすぎは肥満につながり、結果、糖尿病や脂質異常となり生活習慣病となるため注意が必要です。
当院では内科で「脂質が異常値ですよ。」といわれたら、私たち管理栄養士による栄養指導を受けることができます。「適正な体重・エネルギー」は年齢、体重、性別、仕事内容などで一人一人違います。
私たちと一緒に「適切な体重とエネルギー」ついて考えてみましょう。
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