かつて福山市には旧陸軍歩兵第41連隊があり、多くの兵士が戦場に送りだされた。そのひとりの因島中庄町出身の小林喜三さんは、昭和15年24歳の時にその連隊に招集され、東部ニューギニア・ニューブリテン島ツルブで昭和19年に戦死した。
その間小林さんは、息子征之祐さん宛てに43通、家族宛に99通、総数142通の絵手紙を送りつづけた。
小林さん縁の人達が集い、彼の本籍地である因島中庄町で追悼企画展を開く。
23日(木)~27日(月)初日午後1時~午後5時、他は午前9時~午後5時。中庄公民館。絵手紙が拡大されパネル展示される。
記念公演は23日午後1時30分。講師はフリーライター井手久美子さん。
一兵士が遠い南の島から内地の家族へ送りつづけた軍事郵便の数々を通して、「愛」とは何か、「家族」とは何か、そして「平和」とは何かを考える。
【問い合わせ】TEL0845-24-0009中庄公民館