世界的視野を持って 因島高校校長 金山正行
おかげさまで因島高校は落ち着いて学ぶことができる環境にあり、進学と就職の進路実績は着実に向上するとともに、部活動もとても活発です。
昨今「国際化」「グローバル化」ということが声高に言われ、国も県も重要な施策として掲げており、広島県内すべての公立高校が海外の学校と姉妹校提携をしております。
本校では一昨年度から、台湾への修学旅行を実施し本校の姉妹校である安康高級中学も訪問しています。私は台湾修学旅行に二度行きましたが、発展した国の様子や生徒の豊かな人間力などに触れ、目を開かされたところです。
小さな世界に閉じこもらず、異なる文化・生活・習慣と触れ合い理解し、様々な場で世界的視野をもって活躍するとともに、国際社会の平和と発展に寄与できる人になってほしいと願っています。
少人数教育の特性生かし 因島高校定時制教頭 石田光敏
今年度、福山市立福山高校から転任してきました。
本校は島で唯一の高校であるということで、高校への郷土愛が強いことを感じました。
少人数教育の特性を生かして本校の定時制教育は行なわれています。
生徒32人、教職員12人、聴講生6人。多様な生徒に対応した学習環境の提供を求められています。働きながら4年間かけて卒業するのが基本です。しかし最近3年間で卒業する3修制を選択する生徒もいます。
どのような進路希望にも応えます。チームワークのとれた集中した指導によって生徒の可能性を見出し、方向性を与えるように努力しています。
今春の卒業生7人全員が就職しました。就職面接の個人指導を実施するなどの努力が実りました。
定時制は、入学した生徒たちが少人数教育の環境の下でもう一度がんばりたいと、再出発の場になっています。
様々な課題をかかえている生徒たちが、新しい学ぶ仲間に出会うことで心を開き自信をつける成果も生まれています。
定時制のホームページへの関心が引き続き高く、他県からの見学もあります。就学相談はいつでも行なっております。基礎・基本の学力指導と社会への順応する力の育成にいっそう力を入れていきます。
就職活動として企業見学がすでに始まっています。
2学期の始業式後、今春卒業した5人が体験報告を行ないます。
10月末にオープンスクール、11月に文化祭があります。全国総合文化祭では水軍太鼓を披露しました。水軍まつりにも参加します。
連携し生徒を支える 因島高校PTA会長 荻野龍彦
因島高校は、今年で創立97年目を迎える伝統校です。歴代役員の皆様によって築きあげられた活動を引き継ぎ、子どもたちが充実した学校生活を過ごせる一助となるPTA活動に取り組んでいきます。
同時に、PTA活動を通じて地域の皆様、小中学校の保護者の皆様に因島高校の良いところをPRしていきます。
さらに私の想いでありますが、SNSなどに依拠しない、人間と人間が直に触れ合う、生の人間関係づくりを大事にしてほしいと願っております。
学校、家庭、地域、同窓会が連携を密にして子どもたちを支えていきます。
PTA活動紹介
健全育成委員会 生徒の安全・安心につながる活動をおこなう。校庭の草刈り清掃、校門挨拶運動など。
厚生委員会 保護者の親睦を深める。文化祭バザー、11月のアストロツアー(天体観測)。
文化広報委員会 PTA新聞「未来」を年3回発行し、学校行事、各委員会報告、進路状況の紹介。
進路学級委員会 進路講演会、就職内定者テーブルマナー講習会、3月の学習合宿訪問。
総会は年1回年度初めに開催。