因島重井町の白滝山山頂にある石仏群は、六月の集中豪雨によって一部が転倒していたが、白滝公園保勝会の重井町住民ら24人が7月24・31日、石仏を復元する作業を行なった。
24日は、転倒した石仏をチェーンブロックで持ち上げ移動させ、台座などをセメントで固定した。折れた首は胴体に接合。
31日は、石仏を台座に据え付ける手順で進め、早朝から夕方までの大仕事になった。十大弟子5体と十六羅漢8体を元の位置に戻すことに成功した。
これらの石仏群は災害に見舞われる度に、住民の力で補修を繰り返してきた。先人たちの偉大さを痛感しながらの作業になった。