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Channel: せとうちタイムズ(尾道市因島・瀬戸田地域の週刊新聞)
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「はっさくボラ」のすすめ【2】耕作放棄地を減らして因島のはっさくを助けたい

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因島サンライズ農園 丸山邦夫

高齢化に伴って八朔の栽培ができなくなった農家さんのお手伝いを因島ではじめたのは3年前のことです。東京から移住してきて、農業の経験のない私にとっては、とても新鮮な気持ちでわくわく感一杯でした。

しかし、現実はそんなに簡単なものではありませんでした。もっとも大変なのは収穫で、年末年始の短期間にいっきに収穫をしなければならないのです。樹の大きさにもよりますが1本の樹に200個ほどの八朔の実がなります。それが60本ともなれば、ひとりで作業するにはつらいです。だからと言って、収穫アルバイトを雇うほどの売上金もありませんでした。

そこで、収穫のためのボランティアを募ったのです。因島の人達は八朔収穫の時期は自分の畑や親戚の畑のお手伝いで忙しいのはわかっていたので、福山や岡山の友達に声をかけたのです。そうしたら、30人の友達が八朔の収穫のボランティアに来てくれました。その友達にとっては、八朔の収穫をする機会などないですし、頻繁に八朔を食べる機会もないので、とても楽しそうに収穫をしてくれました。

来てくれた友達に、いかに楽しんでもらうかを考えました。自分で収穫した八朔をお土産に持って帰ってもらったり、島の猪や島の野菜を使ったお鍋をお昼にふるまって、おばあちゃんとの楽しい会話を楽しみ、夕方の収穫後のおやつで盛り上がったりしました。

そんな楽しい楽しいイベントなのでリピーターが増え、さらに友達を連れてきたりして、3年目となった今季の収穫では、60人のボランティアが集まるようになり、ワイワイ、ガヤガヤと収穫を楽しんでいます。今では収穫の合間にダンスしたり春に収穫祭をやったりと、とにかく楽しいイベントになっています。

さて、次回は、収穫した八朔をいかに販売して売り上げにするかについてのチャレンジをお話します。

【問合せ】TEL 090-6853-7569(因島サンライズ農園・丸山)

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