2017年に総事業費約180億円をかけて着工した、愛媛県上島町岩城島と生名島を結ぶ岩城橋で19日、最後の橋桁が架設された。台船で作業海域まで運ばれた最後の橋桁(幅9.9メートル長さ13.5メートル、厚さ2.5メートル)は、岩城島、生名島両方から延びたクレーンで約40分かけて吊り上げられた。
8月末までにボルト締めや溶接で完全に接合し、来年3月開通を予定。
岩城橋=写真㊤=は長さ735メートルの斜張橋で、主塔は地上132メートル。上島町の4島を結ぶ愛媛県の上島架橋事業計画の一環で、特に最近では「ゆめしま海道」としてサイクリング客に人気があるコースとなっている。
開通によって住民の移動や訪れる観光客が増えると見込んで、上島町では、現在の町営バスを弓削~岩城間とし町民の利便性をはかる計画。また生名フェリーは、昨年7月に就航した「ゆめしま」(乗用車最大24台乗船)を通常ダイヤ通り運行し、混みぐあいによって「いきな」(18台)を運航する。
長崎桟橋待機 4レーン増設で6レーンに
因島土生町の長崎桟橋側では、生名フェリー乗船車両待機レーンの増設が計画されている。
そもそも尾道市道を2本の待機レーンとして使用しているため、乗船混雑時には日立造船敷地近くの広島県道にまで車両の列ができている。
これを解消し、4レーンを増設(計6レーン)するために、「楠見船具」「元しまなみ薬局」「ふじいたばこ店」「村井石油本店事務所」「元赤尾薬局」「スナック万来」の一角は移転や取壊しとなる。
すでに村井石油は23日から因島中庄町のサービスステーション隣に本店事務所を移転し、海上部門の事務所と倉庫は長崎桟橋奥に建設する予定。
楠見船具店やふじいたばこ店は待機レーンに近い場所への移転の予定。
土地買い上げ、移転料は上島町が補償しているが、移転・新築の財政的負担は決して軽くはない。長崎桟橋の「ゼロ番地」の賑わいと商店街は、新しい時代にむけて変わろうとしている。
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