日本棋院因島支部60周年記念大会の会場で山本賢太郎五段=写真=に話を聞いた。山本さんは日本棋院広島県本部師範。一週間に一回、福山大学で講義として囲碁を教えている。
鳥取県倉吉市出身の34歳。父の影響を受け4歳から囲碁を始め、子供教室に通うようになった。小学校4年の時に日本棋院関西総本部の院生になり、大阪の小学校に転校。
石井邦生九段の励ましを受け、中学3年で入段し、プロ棋士になった。
21歳の時、地方での囲碁普及の目的で広島県師範として広島市に居を移し、活動している。因島にも度々訪れている。高校や大学でも指導を行なっている。
山本五段は「広島の地にもっと根をはり、囲碁普及に力を注ぎたい。全国どこでも注目される、秀策先生の地で貢献できることは大変嬉しい」と語る。