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Channel: せとうちタイムズ(尾道市因島・瀬戸田地域の週刊新聞)
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75歳老人のフーテン 東北の旅【16】

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石巻駅前

9月9日(月)②石巻

仙台駅に戻り仙石線に乗って石巻に向かう。塩釜に着くと海辺が見えてくる、いまだに海岸には更地がたくさん残っている。やられているなと呟いているとそばにいるおばさんが「ひどいものでした。あそこらの家まで津波は押し寄せた」と反対の山手の家を指さした。「しかし不幸中の幸いに塩釜は沖に松島諸島があるので津波が分散しこの辺では比較的被害が少なく済んだのですよ」という。

列車は石巻駅に着く。石巻は50余年前よりあまり変化なく、昔より活気が感じられなかった。ホテルも駅前で見つからず歩いて7~8分のところで泊まることになる。

宿が決まり落ち着いたところでかすかな記憶をたどり中州の島の対岸の思い出の地を散歩する。河口近くの中州と対岸を結ぶ橋に向かう。歩いていても町には活気が少ない。震災前には17万人を超えた人口も15万人を下回ったという。宮城県第2位の都市石巻市の衰退ぶりには落胆する。

田中伸幸(因島田熊町)

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ふるさとの史跡をたずねて【185】石鎚神社(因島重井町龍王山)

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石鎚神社(因島重井町龍王山)

因島重井町の龍王山は因島高校の北に聳える340メートルの山である。雨乞いをしていた山は八大龍王を祀るので龍王山と呼ばれ、至るところにある。今は印刷物に従い龍王山と呼ぶ人が多いが、ふだんは権現山と呼ぶ。権現には蔵王権現や熊野権現などいろいろあるが、頂上に写真のような石鎚神社の石碑があるから、石鎚大権現を祀っているのであろう。他の権現を祀っているようには思われない。

だから、前回の重岩の石鎚大権現と同様のものだと思ってよいだろう。ここで修験道の話が突然神社の話になって戸惑われる方もおられるだろう。これを説明するには、例の中庄村出身の鴻雪爪翁の話に戻らなければならない。明治維新で宗教政策は大きく変わり、神道、仏教、それに新しく公認されたキリスト教に限ると雪爪翁は提案した。したがって、修験道はもちろん江戸末期に起こった天理教や金光教なども、そのいずれかでないといけないことになった。それで修験道の多くは寺院に属し、一部は神社に属した。それは修験道がもともと神道に通じる山岳宗教に仏教や道教などを取り入れたものであったからだ。石鎚山には古くから成就社があったから石鎚神社として継承した。また明治の宗教改革はでは神社と寺院が同居する神仏習合も禁じられたので、横峰寺と前神寺が分離した。四国遍路のガイドブックの多くに、この二寺は石鎚山の元別当寺であったと書いてあるのはそういうことだ。また両寺がその開基をともに役行者小角とするのも同じ理由である。

だから石鎚神社というのは修験道系の神道と考えてもよいかもしれない。あるいは信者の中には神道系の修験道だと思っている人がいるかもしれない。そんなところに人気の秘密があるのか、石鎚神社や石鎚山遥拝所が多数存在するし、山開きを中心に行われる大祭には多くの人が集まるという。ここで山開きというと、海開きと同じようにそのシーズンの解禁日の印象を受ける。そのような意味で使われる山もあるかもしれないが、修験道では一日だけの特別な行事を山開きと言っているようだ。

さて、因島重井町の権現山に戻ると、そこには石鎚山遥拝所の建設寄附碑がある。それで遥拝所はどこだろうかと考えると、明らかに写真の位置であろう。そうしたら石鎚神社はどこにあるのだと迷ってしまう。山頂の或る範囲が石鎚神社であり、同時に石鎚山遥拝所であろうと解釈しておこう。

(写真・文 柏原林造)

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有限会社 吾城(ごじょう)
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TEL0845-26-2282

田熊商工振興会(因島)県外学生を支援

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田熊商工振興会(会長岡野哲二)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の懸念から、帰省を自粛している学生を支援する取り組みを始めた。

米5キログラム(府中市上下町コシヒカリ)またははっさくゼリー。

【対象】学生が因島田熊町出身で、広島県外に居住し、県外の大学・大学院・短期大学・専門学校などに在学している18歳~24歳。帰省を自粛している人。

申し込み期間は8月25日まで。専用申込書を圓光商店宛てに、ファックスまたは郵送で送る。申込用紙は、次の店舗で。加納屋建材店、Yショップオカノ、ふじわら洋品店、五島商店、アタラシヤ、坂井文具店、マルナカ商店、本郷屋、やまふる、中央電器、ミツイシヤ。

【申し込み・問い合わせ】

722-2324
尾道市因島田熊町4169-6
圓光商店(えんこうしょうてん)
TEL 0845-22-1380
ファックス0845-22-1870

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「翔洋丸」完工 内海造船瀬戸田工場

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内海造船瀬戸田工場で建造中の旅客船兼自動車航送船「翔洋丸(しょうようまる)」が15日、完工した。

全長約62.60メートル▽幅13メートル▽深さ=車両甲板3.9メートル、遊歩甲板9.1メートル▽総トン数871▽載貨重量420トン▽車両搭載能力=12メートルトラック6台、15メートルトラック2台、乗用車のみ33台▽旅客定員=通常時300人、非常災害時428人▽乗組員12人▽航海速力14.8ノット▽船籍港=愛媛県松山市▽航路=松山~呉~広島。

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新会長に聞く 因島ロータリークラブ 濱本敏治会長

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新会長方針は「輝こう因島ロータリークラブ」。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館となっていた本因坊秀策囲碁記念館が、5月22日に再開された。訪れた人たちが使えるようにと、「フェイスシールド」を記念館に寄贈し、再開を手助けしたいという。ガン予防の推進と健康診断の推奨・実施▽ポリオ撲滅運動推進の継続▽地域に密着した奉仕活動の実践と参加。会員増強と親睦。

入会12年目、(株)五興工業代表取締役。

会長=濱本敏治▽会長エレクト=田頭孝通▽直前会長=窪田秀和▽幹事=木村修二▽副会長=兼田敏郎▽SAA=奥田親範▽会計=村上稔▽研修リーダー=窪田秀和。

因島ロータリークラブ 濱本敏治会長

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因島総合病院 橋本院長と廣岡医師(整形)ベストドクターズに選ばれる

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因島総合病院院長の橋本洋夫氏と整形外科廣岡孝彦医師が「ベストドクターズ・イン・ジャパン2020-2021」に選ばれた。廣岡医師は2018年に続いて2度目となる。

ベストドクターズとは、約70カ国で適切な治療やセカンドオピニオン取得のための名医紹介などのサービスを行っているベストドクターズ社(アメリカ・ボストン)が選出している。

「もし、自分や家族などの大切な人が治療を必要とする際、自分以外の誰に治療を委ねるか」という観点から、評価を受けた「医師に信頼されている医師」として「ベストドクターズ」を毎年選出。今年日本では、7164人の医師が選ばれた。

【橋本洋夫院長】

総合内科・リウマチ科。日立造船健康保険組合因島総合病院内科医長として勤務。同内科科長、同副院長、2016年同病院長勤務。

橋本洋夫院長

【廣岡孝彦医師】

尾道市民病院整形外科・因島総合病院整形外科。成人整形外科一般、末梢神経、整形・災害外科。肩関節、上肢、手の外科。脊椎外科、関節外科など。

廣岡孝彦医師

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「社会を明るくする運動」入選作文【13】社会を明るくする運動

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尾道地区保護司会(小川曉徳会長)が行った第69回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

社会を明るくする運動(中学校の部 尾道市入選作品)

日比崎中学校3年 松本悠太郎さん

社会を明るくするために、ぼくは二つの事が大切だと思いました。

一つ目は、ルールを守るという事です。家族の中でのルールや、学校でのルール、社会の中でのルール。どのルールも、とても大切だと思っています。新聞やニュースを見ていても、一つのルールが守られなかっただけでそれがとても大きな事件や事故につながっているなど感じる事があります。だから、一人でも多くの人がルールをきちんと守れる様な社会になると、少しでも悲しい事件や事故を防ぐ事が出来るのではないかと思います。

ぼくの周りでは、最近は携帯電話のSNS使用で、トラブルが多いと感じます。ぼくも携帯を利用していますが、買ってもらった時に家族の中でルールを決めていました。使用する時間や試験中の使用についてやパスワードを親が管理するなど、色々とルールを決めました。その中でも、一番強く言われたのが携帯・SNSの怖さでした。言葉だけのやりとりがどれだけ難しいか、自分はそのつもりがなくても相手を傷付ける事がある事。自分がされて嫌だと思う事は、絶対に相手にはしていけない事。きっとぼくの周りのみんなも家族の中でルールがあるはずなのに、少しだけそのルールを忘れてしまったり、やぶってしまった事で、傷付いている人がいる事をもう一度、自分も考えていきたいと思いました。

携帯はとても便利で、今ではないといけない必要とされている物です。そして、災害の時には非常に大切な物になるが、画面ごしでの言葉だけのやりとりではなく、目の前の人の表情を見ながら会話をする事の大切さも、これから忘れないようにしていきたい。

社会の中でのルールでこの間とても感動した出来事がありました。尾道市で行われた、住吉花火大会という大きな花火大会の次の日ぼくはゴミ拾いのボランティアに参加した。花火大会には約三十万人もの人が来た事を、知っていたのでぜったいにゴミがあふれていると思っていました。しかし実際は、ゴミがほとんどなくほんとにびっくりしました。いつものきれいな尾道の町だった。

約三十万人という人が来ていたのになぜゴミはほとんどなかったのか。それは花火大会に来た一人一人の方がルールを守りゴミをきちんと捨ててくれたんだと思っています。ぼくはとても気持ちの良い体験をすることができました。このようにぼくもルールをきちんと守れる人でありたいと思いました。

二つ目に大切だと思う事は、あいさつをするという事です。家族、学校、友達、地域の人、人と人とのつながりはあいさつから始まると思っています。ぼくは小学校の頃から、サッカーをしています。

サッカーをしていてもやっぱり一番に大切なものはあいさつだとずっと感じています。あいさつをすることで他校の先生方や友達とも知り合う事が出来ます。試合などで会ったときでも、応援をしてくれたり声をかけて「頑張ろう」と思うことができます。チームの中でも一人一人が声をかけ合う事がとても大切です。声を出さずに静かにプレーをしていると、どうしても雰囲気も悪くなって良いプレーができません。一人一人が味方を想い声をかけ合う事で、より良いプレーにつながってチーム全体も良い雰囲気になります。

地域でもあいさつは大切です。ぼくが住んでいる所は子どもが少ない地域です。高齢の方が多く、引っこした時には知らない方ばかりでしたが、毎朝会う中で「おはようございます」とあいさつをすると顔見知りになり、「大きくなったね」など自然に色々な方と話をするようになりました。そして話をしていく事で地域にどんな方が住んでいるのか、さらに知る事が出来て、安心して生活をする事が出来ます。だから全てはあいさつから始まっているのだと思います。

ルールを守る事も、あいさつをする事も、小さい頃からずっと言われてきた事で今まではあまり意識をしていなかったけど、今はその大切さを実感することが出来ています。これから、もっと大人になり、違う環境へ行っても、ルールを守ってきちんとあいさつをすることが出来る人でありたいと思います。

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75歳老人のフーテン 東北の旅【17】

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9月9日(月)③石巻

震災・津波の影響かところどころに小さな更地がある。川岸に近づくと川に沿って大きく更地が開ける。これは川の高い大きな堤とその上にかかる高い大きな橋の進入の坂道のためのものである。その更地には津波被害もあろうが立ち退きもたくさん含まれているのであろう。建設途上の堤のうえに上がると少し眺望が開ける。中州の先の右の川岸にあった、かつて私が2~3度ばかり入港した漁港と魚市場が無くなっている。多くの土木作業員が働き、重機も何台も動いているので気兼ねしながら前へ進んでゆく。昔ながらの平地にある橋のところまで来る。その向こうには完成した堤がある。高さは5~6メートルで、中央には幅5~6メートルの遊歩道がある。両斜面は緩やかで芝生が植えられている。美しく立派である。堤に面した公共建物・レストランなどは高く建設され、川側を一面ガラス張りにして北上川の景観を楽しめるよう工夫されているものが目立った。

橋を渡りUターンして戻ったが中州には昔は無かった白い円形の巨大な建物がある。通行人に「あれは何の建物か」と尋ねると、漫画家・石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」だそうだ。石ノ森章太郎は石巻の近くの出身で、石巻で成長したとのことでそれを記念して建てたものだそうだ。どうりで石巻駅を降りると漫画のモニュメントがやたら目に入った。これからの石巻の観光の目玉にして境港(漫画家・水木しげるの出身地)の向こうを張り合おうとしているようだ。

石ノ森萬画館(石巻市)

中州の島には漁船相手の造船所があったが見当たらない。橋を渡り切って左側は昔繁華街があった。飲食店や店舗がたくさん立ち並んでいた記憶がある。歩いてみると寂れてしまってはいるが今でも中心繁華街であるようだ。津波・地震のために更地がたくさんできているがほとんどが駐車場として活用されている。そして店専用の駐車場もたくさんある。

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ふるさとの史跡をたずねて【186】石鉄神社(因島土生町龍王山)

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石鉄神社(因島土生町龍王山)

因島南小学校の東側に、かつて三庄町との往来であったと思われる山路がある。登って行くと右側に石切場の跡があり、垂直に削られた岩の下は池になっている。登りきると峠で、近くに三庄明徳寺山四国八十八ケ寺がある。峠の少し手前に、左へ行けば竜王山という看板があった。やや複雑な地形で十分に説明できないが、少し下った別の頂が龍王山だったのだろう。その下り道は、山道というよりも畑道に近かった。実はこの道が、昭和42年の高校一年の時、生物の時間に井手元先生に連れられて野外観察に来たところだと、知人に教えられた。とは言え、前の生徒について歩いただけであるから、どこをどう通ったか全く記憶にない。どうやら当時の因島高校(現因島南中学校)と天狗山を結ぶ最短コースであったようだ。

さて竜王山は巨岩の山である。山四国も尾根近くは巨岩の傍に佇んでいるという感じで、その岩にも驚かされるのだが、そのような巨岩が何個かずつまとまってあるから、誠に壮観である。そして小さいながら登山路らしきものもある。

少し降りたところに石の小祠があった。イノシシにでも壊されたのかバラバラになっていたが、完全なものもあった。祠の一つに「石鉄山」とあった=写真①。石鎚山のことである。このことから石鎚神社(石鉄神社)と石鎚山遥拝所であったことがわかる。樹木が多くは視界はよくないが、建設当時は気候によっては石鎚山がよく見えたのかもしれない。

近くの祠からは「享和元酉八月吉日」の文字が読めた=写真②。享和元年は1801年である。庶民信仰の跡を留める貴重な場所である。

さらに下ると三子松の円筒形の古い貯水槽の所に出たから、こちらから登るのが近いと思う。

天狗山から小丸山へかけての尾根筋は長いから、方々に登山道があったのであろうが、人が通らなくなると潅木に覆われて消失するのは、ほかの多くのところと同じである。

(写真・文 柏原林造)

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因島地区空き店舗活用支援事業 第1次募集結果発表 第2次もはじまる【~8/31】

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尾道市は、因島土生町商店街の魅力向上と、雇用の創出による地域活性化を目的に、遊休施設を活用して新たに出店または開業する人に、補助金を交付する。必要な経費の2分の1、上限250万円。施設改修費(上限200万円)、備品購入費(上限50万円)。

第1次結果は松本恭平さん

7月3日、因島地区空き店舗活用支援事業審査会の第1次結果が発表された。

補助金交付予定者は、松本恭平さん。補助金は施設改修費・備品購入費250万円。因島土生町商店街連合会該当地域の空き店舗(地図参照)を改修し、1階部分をコミュニティスペース、2階部分を1日1組限定の宿泊施設として運営。土生商店街の店舗とも連携し核となる店舗をめざす。

第2次募集も開始

第1次募集に続き、第2次募集がはじまっている。応募締め切りは8月31日まで。募集は1者。

申請先・問い合わせ

因島総合支所しまおこし課TEL 0845-26-6212

土生商店街の様子

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新会長に聞く 尾道因島ライオンズクラブ 新元厚会長

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尾道因島ライオンズクラブ 新元厚会長

「例会だョ!全員集合」が新会長のスローガンである。コロナ禍のなかでコミュニケーション・共有を大切にし、小さな力が集まることで、地域貢献に大きな流れを作るという想いが込められている。

「新しい生活様式」のなかで、会議にオンライン方式を取り入れたい。薬物乱用防止出前授業、献血キャンペーンなど取り組む。

入会6年目。ホテルいんのしま支配人。

会長=新元厚▽前会長=村上明裕▽第一副会長=高原栄記▽第二副会長=白須正嗣▽幹事=井川和英▽会計=村上公俊。

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【~8/29】ブラームス絵画展 郷土作家「海と船」

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因島田熊町のギャラリー喫茶ブラームス(TEL 0845-22-5112)で、第1回ブラームス絵画展が開催される。8月3日~29日10時~17時、日祝店休。

約30年にわたり因島文化の一翼を担って、絵画・写真・書・版画・工芸など数々の作品を展示し続けてきた。

今回は「海と船」をテーマに、14人の郷土作家の油絵・水彩画・日本画・版画などが展示される。

出品者は次の通り。大橋博▽緒方正明▽川本雅之▽小森正義▽志々田邦彦▽妹尾久夫▽田頭たか子▽得能浩一▽新田稔▽浜田健三▽東嘉美▽舟橋康夫▽益田龍子▽村上綮子。

タグボート(大橋博)

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因島フラワーセンターで悪疫退散祈願花火

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(花火写真提供・因島観光協会)

梅雨明けを目前にした7月25日午後8時、因島重井町にある因島フラワーセンターを会場にして、「悪疫退散祈願花火」が行われた。

高さ80メートル直径50メートルの花火は、2号玉と2.5号玉あわせて50発で約3分間打ち上げられた。

この企画は、長年にわたり宮島さん花火大会を担ってきた(株)富士火工(岡山県笠岡市・代表取締役松田照夫)からの提案だったという。

昔から花火は「悪疫退散の祈願」として人々から親しまれてきたもの。因島への恩返しに、ということで実現した。

富士火工スタッフ2人は遠隔操作で次々と打ち上げて行った。

それを支えたのは、土生町区長会19人、尾道消防団(重井・大浜・中庄分団)15人、しまおこし課職員10人。約100人の住民が思いがけない花火に、夜空を見上げて拍手を繰り返していた。

三密にならないように警備を担当した土生町区長会メンバー(写真提供・精工堂)

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75歳老人のフーテン 東北の旅【18】

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9月9日(月)④石巻の寿司屋

空が薄暗くなり、今日もよく歩き少々疲れた。どこかで昔ばなしをしながら晩酌をし軽い食事をしようと寿司屋の暖簾をくぐる。比較的大きな店で仕切られた小部屋が3部屋程度と宴会のできる座敷にはテーブルが3卓程度おいてありカウンターがある。私はカウンターに座る。

よく肥った不愛想な主人がいる。生ビールと店の看板メニューの寿司を注文する。すると主人はファイルされた紙を無言で出す。私は意味が分からないので怪訝そうにしていると、主人はこれから選ぶのだと言う。私は今選んだではないかと反論すると、わからぬ奴だという態度でそれをまたこの中から選ぶのだと説明した。それはまるで一見さんお断りという態度である。一連の流れのなかで私の不愉快さは増し注文したものを食べると店をすぐ出ようときめた。ところが女将が美人で愛想がよい気分が少しは和らいだ。

それでも私は主人に石巻に来た理由を話した。最初はまったくそっけなかったが、どうしたわけか途中から彼が饒舌になり石巻の現状・津波・地震災害・水産業の将来など自分の考えを語りだした。

田中伸幸(因島田熊町)

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ふるさとの史跡をたずねて【187】権現宮(因島三庄町二区)

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権現宮(因島三庄町二区)

島四国34番種間寺へは三庄町善徳寺にある33番雪蹊寺を出て、切り通しのバス通りを東へ下り、権現池を目指す。ところが百凡山の南東の畑道の下にへんろ専用の道標がある。このことから、バス通りを南へ越えて、百凡山周辺を通るへんろ道がかつてはあったと思われる。百凡山は不思議な山で、東側に山麓と呼ぶには高すぎる位置に、草に覆われた広いなだらかなところがある。そこにも道があったかも知れないが、その道は想像できないので、他のルートを考えると2つある。一つはその広いところより東側で、片山家の墓地周辺を通る小径。もう一つは百凡山の西側、百凡山と百凡池の間を南へ抜ける道。これはどんどん進めば小丸山を通って天狗山へ続く。この道を百凡山の南で東へ曲がり畑道を下る。この二つの小径が出会うあたりに前述の道標がある。ここからは柑橘畑の中を、南東へ下ると権現社に出る。近くにあるため池が権現池である。

種間寺はこの権現社の中にある。権現社は鳥居も狛犬もあって、誰が見ても神社である。因島はもちろん他の地域でも島四国、村四国がお寺の中にあるのはよくあることだが、神社の中にあるのは珍しい。それは明治の神仏分離令以降の世界に生きている我々には当然のことである。だから、この種間寺の違和感は何だろうかと思っていたが、やっとわかった。すなわち「仮住まい」であった。台風で壊れて権現社に同居させてもらっているのである。近くにあったのだろう。

さて、その本家である権現社は鳥居に「権現宮」とあるから石鎚権現かと思ったら、向きからわかるようにそうでなかった。江戸時代も終わりに近い文化の頃(19世紀初め)、熊野の本宮、新宮と那智大社の飛竜権現を三所権現として勧請したものである。そして修験道の道場でもあったそうである。

権現池というように、地域の名となっているということから、地域に開かれたお宮であったことが伺われる。

(写真・文 柏原林造)

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ライオンズクラブ 瀬戸田小で薬物乱用防止教室 

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尾道因島ライオンズクラブ(新元厚会長)は7月28日、瀬戸田小学校で6年生49人を対象に、薬物乱用防止教室を行なった。

保健等委員会(箱崎総志委員長)5人のクラブ員は会長とともに、DVDを鑑賞したり、パネル展示を使って説明をした。

新型コロナウイルス感染防止のために、広いパソコン教室を使用し全員マスク着用で臨んだ。

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海の日記念式典 海事功労者12人表彰

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「海の日」を記念して7月28日、永年にわたり功績のあった因島・瀬戸田地区の海事関係功労者12人が表彰された。

今年は、新型コロナウイルス感染対策として、3密を避けるため、中国運輸局因島海事事務所(塩田義久所長)会議室で、被表彰者所属の事業所ごとに表彰と記念写真撮影が行われた。

【中国運輸局長表彰】

船舶(造船)功労=海津良雄(因島技術センター)

船舶(造船)永年=橋本渡(内海造船)▽大畠一志(同)▽山本尚毅(ジャパンマリンユナイテッド因島工場)▽田邊澄江(三和ドック管理部管理課)=写真▽滝秀之(同)▽中井道博(同)

優良船員=中村律志(土生商船)▽神原寛治(同)

【中国運輸局因島海事事務所長表彰】

船舶(造船)功労=石田正憲(いんのしまサマーフェスティバル・イン・石田造船実行委員会委員長)

船員・功労=本村勝弘(三光汽船)▽野間大喜(同)

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続ふるさとへの手紙【3】学び

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2年前の冬、父の入院と手術に伴い尾道市民病院を訪れた。

手術中、病室の父のベッドへ何気なく行ったときのこと。

窓辺に置かれた何冊かの本。

その光景を見て、相変わらず本を読むことが好きなんだなと改めて思った。

ふと手にした本をパラパラとめくると、所々に印が付いていた。

意味を調べるために記した印なんだなということがすぐに分かった。

こんなときにも学びを止めない父の姿勢に、尊敬の念を抱いた瞬間だった。

社会に出ると、学ぶことを選択しない限り学び続けることは難しいように思う。

学ぶ環境があるということは、ものすごく貴重で尊いということに、その環境にいるときは気付きにくい。

その環境から離れ、解放され、ふと気付く。

当たり前だったことが当たり前ではないことに。

これだけやれば忘れないと思っていた因数分解、漢文やくずし字、何百回も覚えた英単語。とっさに出てこないとき、悔しくなる。

何を学ぶかは自由。

時間の使い方は自由。

学びのチャンスは色んなところにある。

雑談だって、散歩だって、料理だって、学びにつながる。

そう思えば、今の日々をより楽しく充実させられるのではないか。

すべてに意味はある。理由はある。

それを考えるだけでも、学びが少し深まる気がする。

(青木恵)

ふるさとの学び舎「旧三庄中学校校舎」

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75歳老人のフーテン 東北の旅【19】

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9月9日(月)⑤石巻の寿司屋

宮城県石巻市の紋章(平成17年4月1日制定)石巻の石の字を図案化している。

その話の内容は石巻の今はたいへんな不況の中にある。農業・漁業以外にこれといった産業はなく、大きな工場もないと嘆く。土建業はたいへん盛況ではないかというと今まではよかった。本当に考えられない程の仕事受注量で、店も恩恵を受けた。今も忙しそうだけど既存の受注の工事だ、新規の受注の発注はない。そのため業者は大変な節約モードに入ってしまった。

漁業に関しては、石巻が活気づくのは何といっても漁業に頼るところが多いい。20~30年前までは魚がよく取れ漁師はたいへんな鼻息であったという。20~30年前からカツオは釣れなくなりカツオ船の廃業は至る所にある。近年はサンマも不漁、サンマ船の廃業も出てくるのではないかと不安であると言う。近海物はさきの地震で海の海草がちぎれてしまいそこにウニが大量発生し、そのウニは海草の新芽・ワカメが好物でそれを食い尽くすため、磯は裸のままで魚はいなくなり不漁続きである。ホヤの養殖は原発事故の放射能汚染により、何割かを東電が高値で買ってくれて漁師は息をついている。寿司屋にはホヤの値が上がりありがたくない。鮭は地震以後帰ってこなくなっていたが、稚魚の放流を盛んに行い少し戻りつつある。今年は本格的に帰ってきて大漁を期待している。こんなわけで水産業の未来は暗そうだと言う。

こんなエピソードも話した。漁師連中は総じてたいへんな見栄っ張りで、高いボトルをテーブルの上に置き安い酒を飲むことがしばしばあったが、そんなことも今は昔の話であるという。

私の乗っていた第五雄勝丸はひと航海1週間程度で帰港して、その日に水揚げしすぐに出航する繰り返しであった。そして入港するたびに船頭が数千円の小遣いを手渡してくれる。若い漁師は水揚げまでの短い時間を酒場に駆け込んで飲んで、夜中の2~3時に千鳥足で港に戻り水揚げ作業を開始する。入港した港は気仙沼に1回・石巻に2~3回・その他は女川であったよう記憶している。船の定期検査のため石巻の中州の島の造船所にも入った記憶がある。

川にあった漁港は30年ほど前河口の東に移転したという。

今になって考えると川の漁港は国内にはほとんどなく、珍しさもあり観光客を呼べたかもしれない。移転しないほうがよかったのではないかと思うと主人は言う。

田中伸幸(因島田熊町)

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因島で見た野鳥【78】コチドリとイカルチドリ

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当連載「因島で見た野鳥」で既に、コチドリ(全長16cm)、イカルチドリ(全長20.5cm)を紹介した。

因島で見た野鳥【8】コチドリ

因島で見た野鳥【9】イカルチドリ

これらは特徴が酷似しており、大きさの違いで識別すれば確実である。

ところが、因島では、夏鳥のコチドリと冬鳥のイカルチドリを同時に見ることはない。野外観察では、遠くの姿を望遠鏡などで観察するが、大きさを確実に見積もることは難しく、別々に見た時には、その識別は難しい。

たまたま幸運にも、3月下旬、北帰行が遅れたイカルチドリと、早々と越冬地から飛来したコチドリを一緒に撮影できた。写真で、前を歩いているのがイカルチドリ、後方がコチドリである。

因島で見た野鳥【9】イカルチドリで、「イカルチドリは、黄色のアイリングがコチドリほどには鮮明でない」としたが、このことは写真でよく分かるし、大きさの違いも明白である。

(写真・文 松浦興一)

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